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胆石の腹腔内視鏡手術と胆石の種類

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2023.03.19
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この記事は2015年4月18日の1年以上前に書かれたものです。現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

記事内に広告が含まれています。

この度、
身内にて胆石症の胆石を取る為に、
腹腔内視鏡手術にて胆嚢摘出を行いました。

内視鏡手術の最大のメリットは、
傷口が小さい為回復が早いことです。

ただデメリットとしては、
精通し経験のある医師でないと、
視野確保などが開腹手術に比べ狭い為難易度的にはあがります。


そのような中で、

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腹腔内視鏡手術における胆石症の胆嚢摘出は、

比較的簡単な部類に入るのではないかと思われます。

しかし、

手術(オペ)に変わりはありません。

全身麻酔下で行われます。

全身麻酔を行うに当って術前検査があります。

肺活量、1秒率、血液検査、CT、X-rayなど…。

それらを経て手術に耐えられるか否かの判断の元に行われます。

また、
人体にできる石には種類があります。

他によく聞かれるのが腎結石です。

腎結石にも多く分けて3種類くらいあります。
シュウ酸カルシウム石など。

こちらは今回はそれ以上は触れません。

同じように胆石症の石にも種類があります。

大きく分けて以下の3種類です。

  1. コレステロール胆石:純コレステロール石、混成石、混合石
  2. 色素胆石:黒色石、ビリルビンカルシウム石
  3. 稀な胆石:炭酸カルシウム石、脂肪酸カルシウム石、他の混成石など

今回身内が腹腔内視鏡手術において摘出された石の種類は、
医師の言うには、
ビリルビンカルシウム石ではないかとのことでした。

小さな石が無数にありました。

また、
若干胆嚢に炎症?がありました。

摘出された胆嚢を見せて頂いて、

意外と胆嚢という臓器は大きいんだなぁと思いました。

特に、
必要ない臓器と言われますが、
昔は盲腸(虫垂炎)の際は多くの場合すぐに取っていましたが、

現在は、
虫垂にも大腸内の腸内環境(腸内細菌のバランス)や免疫に、
関わる役割があることがわかってきているので、
むやみに虫垂摘出は行われない模様です。

さておき、
今回身内の方の身体から出た石は以下の写真です。

黒い小さな石が無数にあったようです。

黒くなるのは、

肝臓から出される胆汁内にビリルビンが含まれる為です。

以下アップ画像です。

私の考えとしては人体に要らないところはない!!

という考え方なので、
できれば、
結石破砕術(ESWL)などで石を破壊しての治療も良いのではと思いました。

ですが、
再度石ができることも多いようなので、
腹腔内視鏡手術による胆嚢摘出術を受けたようです。

しかし、
将来的に胆嚢も、
何かしら胆汁の濃縮以外にも役割などがわかってくるかもしれませんね。

でも、

痛みや食事が採れなくなってしまうなど、
症状があってひどければ命にも関わってしまう場合はやむを得ないのでしょう。

また、
胆嚢が肝臓や門脈などにくっついていたり、
腹腔内視鏡手術では摘出が困難な場合には、

開腹手術に移行するとの説明がありました。

その場合は、
無理して視野も狭く内視鏡での操作が難しいのであれば、
他の臓器を傷つけない為にこれもやむを得ないのでしょう。

よっぽど過去に何度かお腹の手術などをされて、
癒着などがない限り大丈夫のようです。

手術時間は、
概ね2時間程度でした。

全身麻酔から覚めた後3時間ほど酸素マスクをしていました。

酸素流量は3リットルです。

また、

痛み止めに硬膜外麻酔も留置していました。

翌日の午後には、
ドレン、尿道の管、心電図や酸素飽和度や脈拍や呼吸数のモニタも外れて、
硬膜外麻酔のみ留置されていましたが歩けるようになっていました。

ただ、
まだ切った部分の痛みはあるようでした。

※胆石症の方の参考になれば幸いです。

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