今年のノーベル物理学賞の受賞者に選ばれた
梶田隆章教授と共に共同研究を行っていた戸塚洋二氏…。
スーパーカミオカンデが、
壊滅的な壊れ方をしてしまった際に、
陣頭指揮を取っていたのが戸塚洋二氏でした。
今回の梶田隆章教授のノーベル物理学賞受賞の際にもおっしゃっていましたが、
戸塚洋二氏もご生存であれば、
確実に共同受賞だったと思います。
とのことでした。
スポンサーリンク
以下の引用文は、
2008年7月10日の記事ですが、
この時にも私は他のブログにて記事にしていました。
(だからなんだですが_(._.)_)
数日経って、
そう言えば…。
と
思い出して再度記事にしています。
亡くなってしまった方にも、
国民栄誉賞みたいに没後に与えることはできないのでしょうか…。
ご本人はもちろんですが日本国民としても、
奥さんやご家族、身内の方々共同研究者など…。
そんな風に考えられる方々も多いのではないでしょうか。
しかし、
今回梶田隆章教授がノーベル物理学賞を受賞して、
梶田隆章教授と共に、
間違いなく戸塚洋二氏も歴史に名前を残したとも言えると思われます。
素粒子ニュートリノに質量がある証拠を実験でとらえ、ノーベル物理学賞受賞が期待されていた東京大学特別栄誉教授の戸塚洋二氏が死去した。
2008年07月10日 15時12分 更新戸塚洋二氏 素粒子ニュートリノに質量がある証拠を実験でとらえ、ノーベル物理学賞受賞が期待されていた東京大学特別栄誉教授で日本学術振興会学術システム研究センター所長の戸塚洋二(とつか・ようじ)氏が10日、多臓器不全のため死去した。66歳。葬儀・告別式は12日午後0時半から東京都港区南青山2の33の20、東京都青山葬儀所で行われる。喪主は妻、裕子(ひろこ)さん。
東大教授時代、岐阜県飛騨市神岡の鉱山の地下約1000メートルに建設したニュートリノ観測装置「カミオカンデ」で、小柴昌俊・東大特別栄誉教授とともに実験に取り組んだ。
8年に始まった後継機のスーパーカミオカンデによる実験では指揮を執り、宇宙から飛来する宇宙線が地球の大気にぶつかって発生する大気ニュートリノの観測から、ニュートリノが飛行中に別のニュートリノに“変身”するニュートリノ振動という現象を発見。ニュートリノに質量があることを突き止めた。
ニュートリノの質量をゼロと仮定した素粒子物理学の「標準理論」に見直しを迫る成果で、ノーベル物理学賞候補に名前が挙がっていた。
昭和40年に東大理学部を卒業し、47年に同大学院博士課程を修了。同大理学部教授、宇宙線研究所附属神岡宇宙素粒子研究所長、高エネルギー加速器研究機構長などを経て、平成18年に日本学術振興会学術システム研究センター所長。17年に東大から特別栄誉教授の称号を授与された。仁科記念賞(昭和62年)、紫綬褒章(平成13年)、文化功労者(14年)、文化勲章(16年)、米ベンジャミン・フランクリンメダル(19年)などを受けた。
引用元⇒ITmedia
以下ニュートリノに質量があることを発見した際の論文へのリンクです。
(有料)
ニュートリノの質量の発見 | 日経サイエンス