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米Microsoftが新ビジネスモデル“検索キャッシュバック”

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2023.03.19
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この記事は2008年5月25日の1年以上前に書かれたものです。現在は状況が異なる可能性がありますのでご注意ください。

記事内に広告が含まれています。

米Microsoftは21日、同社が主催する消費者向けイベント「advance08」において、サーチエンジンの新サービス「Microsoft Live Search cashback」を発表した。

Live Search cashbackは、検索結果から商品を購入した消費者に、商品の一定額をキャッシュバックするというサービスだ。発表時点でこのサービスを提供している企業は、オークション大手のeBay、書籍販売のBarnes & Noble.com、通販大手のSears、家電や電気製品を販売するCircuit City、Home Depot、HPなどが含まれている。

 現在の広告業界では、広告がクリックされるたびに広告料が発生するコスト・パー・クリック(CPC)モデルが主流で、そこから消費者が実際に消費行動を起こすようにし向けることが課題となる。そのために、ユーザーが行動を起こすたびに広告料が発生するコスト・パー・アクション(CPA)モデルも存在する。

 今回のLive Search cashbackは、このCPAビジネスモデルであり、商品が売れるたびに、一定の割合を消費者にキャッシュバックする。いわば、広告主はキャッシュバックというかたちで広告料を支払う仕組みと言える。このサービスは、Microsoftが2007年10月に買収したJellyfishの技術をもとにしているという。

 。 ユーザーは、Live Search cashbackを使うために、まずアカウント登録をする必要がある。キャッシュバックを受け取るための簡易口座を開設するためだ。商品を購入してから60日が経過し、かつ、簡易口座の残高が5ドルを超過した時点で、その額がユーザーに支払われる

 なお、このサービスを利用できるのは、18歳以上の米国市民で、米国内に私書箱以外の正当な住所が必要となる。

引用元:INTERNET Wacth

ビル・ゲイツ会長、サーチエンジンの3つの方向性を提示
Live Search cashbackを発表したのは、Microsoftのビル・ゲイツ会長だ。ゲイツ会長は発表の中で、同社が目指すサーチエンジンの方向性を3つ提示した。
 1つめは、検索結果の選択を的確に行なうことによって、最良の検索結果を提示すること。2つめは、ユーザーがサーチエンジンを利用するタスクを中心に、ユーザー体験、インテリジェントツール、デバイスをまたがってサービスを提供することだ。このタスクには、eコマース、エンターテイメント、ナビゲーション、調査が含まれる。3つめは、広告主と消費者の出会いに報酬を伴わせることによって、検索のビジネスモデルを革新することだ。
 Live Search cashbackは、このeコマースを中心としたタスクに対応し、かつサーチエンジンのビジネスモデルを改良するというビジョンに適合している。
 今回のイベントでは、航空券購入支援検索サイト「Live Search Farecast」が同時に発表された。これは、Microsoftが2008年4月に買収したFarecastのサービスをLive Searchに統合したものだ。Live Search Farecastは専用ページから利用することもできるが、Live Searchの検索結果にも含まれることになる。これもまた、eコマースと調査にまたがるタスクを提供するためのサイトの1つであり、将来的にはこのサービスでも、広告料によるリベートオプションの提供を検討しているという。

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