これまで、
私は車関係のオイル系は、
すべてワコーズ製品を使用してきました。
しかし今回は、
ひょんなことからQMIというメーカーの、
SX5000というエンジンオイル添加剤を使用してみる事になりましました。
トヨタ部品共販に部品を購入にいった際に、
SX5000は、
ディーラーでもよく使われていますよ。
と言われ、
じゃぁ、1回使ってみようかな程度のことです。
その上のSX8000とうのもありましたが値段が高いのと、
一度も使用していないのに、
いきなり高価なものは試せません。
箱は以下の様な写真のとおりです。
![](https://subrother.com/wp-content/uploads/blogger/-1hM7QlYa0NE/VTZcgLIUmfI/AAAAAAAACUw/ZA6UMGcRo7E/s1600/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB%E6%B7%BB%E5%8A%A0%E5%89%A4SX5000-min.jpg)
4CTSはワコーズ製品なので、
それだけでも充分なのですが…。
エンジンオイル交換後、
エンジンオイルフィラーキャップより全量入れました。
235ml程度だったと思います。
3~6リットルのエンジンオイルに対して上記量の添加と記載がありました。
入れた後すぐには、
よく分かりませんでした。
以下がpdfによる商品説明ですが、
>>https://www.tokyo-kyohan.com/toku/tkkai/tacti/O004_1.pdf
この中に、
特徴 ・省燃費オイルに対応
・金属表面に極圧性能の高い保護皮膜を形成し、
摩擦磨耗を軽減する通常オイルの約3倍の極圧性能
・新車にも使用可能
効果 ◆摩擦係数の低減
・ドライスタート時のエンジン保護
・エンジンノイズとバイブレーションの減少
・より静かで滑らかなエンジン回転
◆酸化防止効果
・ オイルが汚れにくい
◆キープクリーン効果
・ 清浄剤と分散剤がエンジン内部のデポジットの増加を抑えます
とあります。
どういう内容か詳しくは不明ですが、
TACTIのPDFには主成分はアルキルカルシウムスルホン酸エステルとあります。
おそらく、
過塩基性カルシウムスルホネートの様なものが使われているのではないかと思われます。
以下は過塩基性Caスルホネートという前提での話となります。
違う部分もあると思いますので参考までにしてください。
Caスルホネートは代表的な清浄剤(その他機能もあり)ですが、
過塩基性のCaスルホネートは極圧剤・耐摩耗剤としても用いられています。
特に硫黄系添加剤との併用で、
高い極圧性と低い摩擦係数を持つことが知られています。
これは過塩基性Caスルホネートに含まれる炭酸カルシウムが、
なんらかの作用を起こしているものと考えられいるようです。
条件によっては塩素パラフィン並の性能を持たせることが、
可能とのことで塩素フリー切削油などに使用されています。
興味のある方は、
以下より購入可能です。
![](https://subrother.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
現時点では、
ヤフオクでの購入が1番安いかと思われます。
まとめ
オイル添加剤として賛否両論あるPTFEですが、
それを踏まえた上で使うのであればやはりQMIがいいかと思います。
PTFE添加剤として老舗メーカーであり、
なによりトヨタ公式サイトにも載っている添加剤ですので、
少なくとも大きな問題は起こさないでしょう。
SX8000は、
80000km以上の持続を謳っているので価格は高いですが、
コスパはそれほど悪くないかと思います。
オススメな人
添加剤にはあまり興味がないが何もしないのも気持ちが悪い、
とりあえず何か入れておきたい。そういう方にはオススメできます。
長期間効果が持続するということで、
施工後は普通にオイルのみに拘れば結構ですので、
ある意味割り切れます。
向かない人
色々な添加剤を試してみたい人。
施工後でも添加剤はある程度作用するとは思いますが、
その添加剤本来の効果を得られにくい可能性があります。
特に金属表面に直接作用する添加剤の場合は効果が出にくいかもしれませんし、
場合によってはSX8000のコーティングを剥がしたり劣化させる可能性も考えられます。
とりあえずPTFEによるコーティングとトヨタを信用できる方、
※QMIの添加剤はいかがでしょうか。